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22話 アルバム

last update Date de publication: 2026-02-11 07:49:39

病院のセキュリティー管理棟に行く。ここに医師が来る事自体が珍しいのは知っている。だが、なりふり構っている場合では無かった。

「脳外科部長の久遠湊だ」

そう言って入口で普段は胸から下げている顔写真入りの身分証を見せる。警備員は多少、驚いた顔をしたが、確認を取ると、言う。

「どうぞ」

そう言われて俺は管理棟に入る。

「何か、ありましたか?」

そう聞かれて俺は言う。

「ちょっと秘密裏に調べたい事がある」

警備員が管理棟の中の一室に俺を誘導する。その部屋は誰かが来た時に通す部屋なのだろう、ソファーとテーブルくらいしか無い。

「責任者を呼んで欲しい」

俺がそう言うと警備員が頷く。

「お待ちください」

俺が管理棟に入る事が出来るのは、聖カトリーナで俺がそれだけ権限を持っているからだ。この五年で俺は聖カトリーナにおいて、脳外のエースという地位だけでなく、病院の経営にも携わるようになっていた。院長や副院長に次ぐ、この病院の数人いる理事にまでなったのだ。

「久遠先生、お待たせ致しました」

そう言ってセキュリティー棟の責任者が部屋に入って来る。

「で、どうされましたか?」

そう聞かれて俺は言う。

「薬品
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